女性施策・男女共同参画の推進

ほほえみプラン策定について

2000年(平成12年)3月議会

 戸上幸子 市は議案説明で、女性施策の推進について鳥羽市男女共同参画計画ほほえみプランを策定したことから、これに沿って関連施策の効果的な推進を図るべく、参画セミナーの開催など啓発活動経費を計上したとしています。しかし、肝心のほほえみプランについてまだ議会には報告がありません。どういう内容なのか詳細な説明を求めます。

◎企画課長(上村攻君) 戸上議員のご質疑のうち、通告をいただいておりました平成12年度鳥羽市一般会計予算歳出の目3女性生活費についてお答えをいたしたいと思います。
 その中でいわゆる男女共同参画、行動計画の内容はというようなお聞きもいたしました。それは後ほどお答えさせていただきまして、通告をいただきました生活女性費について、概略を説明させていただきたいと思います。
 まず、生活女性費の内容といたしましては、報償費におきまして、これから計画を推進していくために市民の声を聞いていきたく、その委員に対する報償と女性リーダーの育成に向けて、男女共同参画セミナーを開催し、合わせて講演会を予定しておりますので、講師謝礼を計上いたしております。旅費につきましては、本年、日本女性会議が津市で開催されますのでそれに出席する旅費と、それから、各種女性会議に出席する旅費を計上させていただいております。
 需用費、役務費、使用料及び賃借料につきましては、事務的な消耗品費と人権相談等の食糧費、会議のための会場借り上げ料等でございます。備品購入費につきましては、啓発のための情報コーナーを設置いたしたく、そのスタンド購入費を計上させていただいております。負担金補助及び交付金につきましては、日本女性会議等の負担金と、それから、伊勢法務局管内の17市町村、57名の委員で組織しております伊勢人権擁護委員協議会への補助金及び6名で構成しております市の人権擁護委員会への補助金を計上させていただいております。12年度のこの係の業務といたしましては、先ほど申し上げましたセミナー、あるいは講演会の開催のほか、女性団体、グループの育成、それから計画の推進体制の確立、それから各種会議研修会への参加、そして啓発事業の推進などを主な業務としていく予定でございます。
 それから、ご質疑の中にありました男女共同参画行動計画、愛称をほほえみプランと名付けました。この計画につきましては、11年度におきまして企画課の方で策定業務を行ってまいりました。現在、印刷中でございます。契約が今月末になっておりますので、その計画が完成いたしましたら議員の皆様方にお配りをし、またご説明をいたしたいと考えておりますのでご理解を賜りたいと思います。それで、簡単に申し上げますとこの計画の内容につきましては、5つの基本目標を定めております。まず、その1つが、男女平等の意識づくりでございます。それから2つ目が男女共同参画の社会づくりでございます。それから3点目が、働きやすい環境づくり。それから4点目が、福祉の充実と健康づくり。それから5点目が、国際社会への参画。この5つの基本目標を定めておりまして、その目標に向かってさらに重点目標、それから施策の方向というか内容をこの計画の中に盛り込んでおります。そして、この計画と言いましても、まだこういうふうに取り組んでいくという方向を決めたものでございますので、私としては、新年度からその方向に向かって具体的にどういう取り組みをしていくのか。いわゆる実施計画と言いますか、アクションプログラムと言いますか、そういったさらに詳細な計画を詰めていく必要があるというふうに考えております。先ほど申し上げましたようにこの計画が印刷、完成いたしましたら、説明会あるいはお配りをしたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
 以上、答弁とさせていただきます

12番(戸上幸子君) 2回目の質疑を行います。
 まず、第1点ですが、ほほえみプランということで5つの基本目標というのが担当課長から言われました。このほほえみプランに対して市民はとても期待をしています。特に働き続けている女性たちなどは、保育環境などが整わないために仕事をやめたりしなければなりませんでした。しかし、今回は男女共同参画社会ということで市が力を入れてプランまでつくってやると、全国の流れの中で。そういうことで期待をしております。その割にはPRも不足しておりますし、そして予算を見る限りことしから、去年12月議会で今年度末で女性施策の男女共同参画社会の計画策定を終えて、平成12年度からこの施策を実現するという理由で、企画課の女性係から人権・生活課に移行するようになったわけですね。そういうふうな機構も変えてやる割には、この予算書を見ても私などはがっくりしてしまったというか、はっきり正直に言いまして、去年とどう差があるのかというのが数字の上からは見れなかったと。先ほどの課長の答弁も聞かせてもらっても、やっぱりその辺が見えてこないと。はっきり申し上げてそういう気持ちです。
 それでさらに聞きたいわけですが、昨年度に比較して、この女性担当の職員配置人数の増減、そして実施事業の内容ですね。先ほど課長、今年はこういうことやりますって言われましたけれども、去年もやっていたことも含まれております。ですから、今年新たにやる事業はどういうことなのか。そういう点に絞ってお答えいただきたいと思います。
 それともう1点。この計画は私が昨日質問でも取り上げました。女性が安心して働くための学童保育の設置など、市役所の各課にわたってその課の施策の中に位置づけられるものだと思うんです。ですから、今後は各課との調整が非常に大事だと思うんですけども、その点をどう考えてみえるのかということをお聞きしたいと思います。

◎企画課長(上村攻君) 戸上議員の女性施策に関します再度のご質疑にお答えをいたしたいと思います。
 2点、今年新しく実施していく事業はどれなのか。それから、各課の調整を今後どういうふうに考えていくのかという点だったと思います。
 たしか先ほどもお答えいたしましたように、行動計画というものが策定をされましても、やはり計画の表現として、どういうふうに具体的に取り組むのかという点の詰めがまだもう少し残されております。私は4月からの新しい体制の中で、当然この女性施策への取り組みについては、単に係だけで実行できるものではございませんので、各課の支援協力というものが必要になってまいります。したがいまして、その計画の目標に沿って具体的にどう取り組んでどういう順序で実施していくのかというものを、今後、計画に基づいて進めていく必要があるというふうに考えております。
 それから、ことし新しく実施していく事業につきましては、私が先ほど申し上げました、ご説明させていただいた中で、共同参画セミナー、こういったものをやはり開催をしていきたいと思います。それから、これまでも女性団体とかグループの登録募集を行ってまいりました。これにつきましても、今後も継続して取り組んでいきますが、今度はその登録していただいた女性関係団体の交流会議のようなものを持っていきたいと考えております。そういった場で情報、あるいは意見の交換をしていきたいと考えております。
 それから、先ほど申し上げました推進体制の確立ということでございますけど、その中では、やはり各課で担当者レベルの会議を持ちながら、計画の具体的な推進方策というものを考えていきたいと考えております。新しい体制ができた、あるいは計画ができたと申し上げましても、まだまだスタートラインに立ったというような状況ではないかなと私考えておりまして、当面の一番大きな事業は、やはり啓蒙、啓発活動が大きな事業ではないかなと思っております。この計画を市民の代表によるいわゆる懇話会の方でも議論していただきました。やはりその中でも各委員から、委員によっては「こういうことを取り組んでいくということは非常にありがたいけど、我々から見ますと雲の上のような話ですね」というような意見もございました。そういう、これは一例ですが、そういうことから、申し上げましたようにやはり女性問題というものに対する啓蒙、啓発活動というのは市の内部でもそうですが、市民に対してもこれが一番大きなことじゃないかなと考えております。
 したがいまして、各課との調整につきましては、その計画を実施していく場合の各課の取り組み調整というものをしていく中で調整をしていきたいと考えております。
 PR不足の点についてもご指摘をいただきました。4月から「広報とば」に何回か、私ども今10回程度を予定しておりますが、このプランの内容を広報に掲載させていただきたいと思っておりますし、印刷につきましてはダイジェスト版という形でも若干、部数を大きくとって印刷をしておりますので、関係機関へ配付をさせていただきたいと考えておりますのでご理解を賜りたいと思います。
 以上、答弁とさせていただきます。

12番(戸上幸子君) まず、女性施策の問題です。
 ほほえみプラン、今印刷中ということだったんですが、この議会でも私だけではなくて、いろんな議員が女性施策の充実を求めてということで訴えてきました。質疑もしてきました。ですから、私この議会までの間に幾度も担当課に尋ねて、その中身はどうなったのかということで言ってきたわけですけれども、中身の公開までは至らないということで、今印刷中だという返事をずっといただいてきたわけです。しかし、市政方針や議案説明で市長や助役がここで言われるのなら事前に、別に立派なものを見せていただかなくて結構なわけですから、その骨子などについては議会にもぜひ説明する機会を持っていただきたかったなと。これは非常に残念に思っておりますので、今後そんな対応をしていただきたいと思います。